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2022-07-29愛着形成の3つのポイント

お知らせ

1-愛着行動を見逃さない

生まれた直後から赤ん坊は様々な愛着行動を示します。子供の愛着行動を見逃さずに、それに対してしっかりと答えてあげることで愛着は育まれていきます。子供が欲求を満たしてもらうために愛着行動を起こしても、養育者(ここではママとします)に無視され続けると、次第に子供は愛着行動をしなくなってしまいます。

「抱っこして欲しい」「おなかが空いた」「眠たい」などの欲求に応じてもらうために、ぐずったり笑ったり泣いたりの愛着行動をママに対して、日々アピールしてきます。

ママが愛着行動を察知し素早くお世話をしてあげることで、子供の中でママに対する「自分のお世話をしてくれる人」という認識が高まりママへの信頼感や存在感がどんどん育まれていきます。その特別な信頼と存在が愛着を育てます。

2-抱っこやスキンシップ

子供の不安な気持ちの解消するための、最も効果的な方法といえるのが抱っこやスキンシップです。ストレスを感じたり急に不安になったりした時に、ママに抱っこしてもらうと、子供は「安心する」「気持ちいい」と感じることで、ストレスや不安が取り除かれます。ストレスを取り払ってくれる特別な信頼と存在が愛着を育てます。

さらに、抱っこやスキンシップには、「抱擁ホルモン」や「幸せホルモン」としても知られる、オキシトシンの分泌にも効果があることが広く知られています。

肌と肌が触れ合うことで、オキシトシンの分泌が促されと、多幸感が得られるほか、不安やストレスの緩和にもつながることから、ぐずっている時やご機嫌が斜めの時などに、ぎゅっと抱っこしてあげるだけでも、子供の気持ちが落ち着きます。

3-アイコンタクト

「目は口ほどにものを言う」という言葉がありますが、アイコンタクトには「共同注意」という大人の行動の意図を理解させる働きがあることから、お互いの視線を合わせるだけでも、言葉にはないコミュニケーションを取ることができるようになります。

さらに、別名「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンは、スキンシップのほかに、目と目を合わせるだけでも分泌が促進されるため、アイコンタクトが効果的なのです。

家事で忙しくて手が離せない時や移動中などの抱っこができない時は、子供とアイコンタクトを取るだけで構いません。子供からママの顔が見えるようにして、しっかりとお互いが見つめ合うと、自然とママとの間に信頼関係を築くことができます。

愛着形成は親子の共同作業です。
愛着形成は、単に子供がママに甘えるということではなく、ママと子供の間で愛着を深めることによって初めて信頼関係が確立されて、愛着形成は完了するといえます。

そのため、どちらか一方が愛着を見せるだけではなく、子供が起こす愛着行動に対して、ママが上手に答えてあげることが重要になります。

さらに、子供との愛着はママにしか築くことができないわけではありません。パパや他の養育者が積極的に育児に参加することでも愛着形成が可能なことから、家族間の信頼関係を築くことも大切です。



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