心理セラピー/ゆうる~む

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2023-05-24愛着のスタイル

お知らせ

物心ついた時に出来上がっている愛着のスタイルには大きく4つのパターンがあるとされています。
傾向として理解しておくと良いでしょう。

1、回避性の特徴

回避型の本質は、不安が強いとか消極的ということではなく、親密な信頼関係や、それに伴う持続的な責任や関わりを避ける点にあります。
問題やトラブルが起きても、人に相談したり、解決のための手助けをしてもらったり、ということがとても苦手なので、自分の力だけで解決しようとすることになりがちです。
その結果、孤立無援の中で、一人奮闘するということにもなります。

他者との親密な関係が築ける経験を積んでいないため、問題が発生した時に頼ったり支えてもらうことができません。その結果、ストレスがたまり精神を病んでしまうケースも多くみられます。

子どものころに親から強い支配を受けたタイプの人は、人の甘えれれない面と、親や配偶者に過度に依存してしまう面を併せ持ちます。そのため親離れや自立にも困難を抱えやすいことになります。
いじめを受けたり、失敗をして恥をかいたりした経験も回避性の傾向を強めるきっかけとなります。
こうした体験によって対人関係にネガティブな期待しか抱けなくなった結果、親密な関係を避けるような反応をしてしまいます。

見捨てられることが怖くて過剰に気を配り、見捨てられるのが怖くて自分から離れる…これが回避性の大きな特徴です。

2,不安型の特徴

人間関係に対して心配や不安を強く感じる傾向のこと。「この愛着スタイルの人は、自尊心が低いという共通点があります」
常に相手がいなくなってしまうのではないか、自分は嫌われてしまうのではないかと考えているのは不安型の大きな特徴です。

愛情への不安感

「たとえば、親と一緒に過ごせた時期もあるものの、長い間にわたって別々に暮らしていた環境で育った人も少なくないでしょう。子どもが必要とする“親からの注目”を継続的に受けるのが難しい状況で育った人の場合、『見放されてしまったかもしれない』という不安や恐怖を抱きながら育ちます」
「その結果、『この状況を招いているのは自分のせい』『自分が良い子じゃないのが悪いのかも』と考えるようになり、この思考が大人になった後の人間関係にも反映してしまうのです」

このタイプの場合、大人になってもなお、親からの愛情を確認(承認欲求)してしまいがちなのだとか。「親が望む仕事についたり、親の価値観に基づいた幸せを自分が実現することで、親を喜ばせようとがんばってしまいます」

また、不安型の人は相手との距離を急に縮める傾向があります。距離感が近く、また恋愛感情だと判断する速度も早いため、恋愛関係や肉体関係になりやすいと言われています。

【不安型愛着スタイル】☜

3,恐れ・回避型の特徴 : とても強く愛されたい気持ちがある。 でも頼られると嫌悪感を強く感じ、避けてしまったり、頼ることもできない。
なんとなく周囲は敵だと思っていて、自分から馴染もうとは思わないけど、一人でいると寂しい。
不安型ほど甘えることもできず、回避型ほど一人が大好きでもない。
相反する気持ちの中で他人から理解されずに苦しむ愛着スタイルをもつのが恐れ・回避型の愛着スタイルの特徴です。
【恐れ・回避型愛着スタイル】☜

4,安定型の特徴 : 安定型の愛着スタイルを持つ人は、自分自身に愛着を持ち、信頼している人が自分を裏切らず、受け止めてくれることを信じることができます。
こんなことをしたら愛情を失ってしまうかも、嫌われるかも、などと思い悩むことが少なく、人間関係において無駄なストレスを抱えることが少ないです。
また、率直で前向きな姿勢を持てているので、周囲の人を肯定的に捉え、安定した関係を築くことができます。

【不安定な愛着】の土台を整えるのに必要なのは、変わりたいという自分の強い意志だけと感じています。
変化への道のりは決して簡単ではありませんが、今よりもっと人生を楽しむために頑張ることが、自信と自己肯定感を向上につながります。
自分の好きなところが増えていく、そんな喜びを味わいながら生きていけたら嬉しいですね。

心の安全基地(自己治癒の力)

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大好きな人、場所、趣味、会話など、自然と力が湧いてくるモノ、コト、場所などが【心の安全基地】となります。 それは自己治癒力を増幅してくれる、あなただけのパワースポットとも言えます。 乳幼児期においては抱きしめてくれた親の胸の中が【安全基地】でした。 そのほかにも周りの大人たちにたくさんの【安全基地】を与えられていますが、その環境や状況は千差万別で、個々の成長にどう影響したかの個人差が大きいのが現実です。 過去がどうであれ現状の生活において、自身の【安全基地】持てているかどうかが大切です。 もし誰かが与えてくれるのを待っている状況だとしたら、難しいかもしれません。なぜならば【安心安全】は自身の心で感じるものだからです。 【心の安心安全】とは何かを知り、経験が不足した部分の成長を促し、癒しや気づきを得ることが、生きる上での大きな力となります。 ご一緒に愛着を整え【心の安全基地】を増やしていきましょう!

 

心の安心安全の基地を持つこと

【避難】:もし心や身体が不安を感じた時、「ここに逃げなさい」「ここで助けを求めなさい」と自分自身が安心して逃げられる場所としての役割を持つ人やモノ、コトを持てていることが心の安心につながります。

【逃げる】:初めてのことに遭遇した時、何かにチャレンジしたいとき、心と身体は不安を感じるかもしれません。でもいざとなったら逃げても良いと思えていれば、挑戦はしやすくなります。逆に逃げ場を持たない意識や状況でモノゴトに挑戦するには、過剰な勇気と緊張が必要となるでしょう。「万が一には、逃げても大丈夫」「だからちょっとだけやってみようかな…」そう思えるでしょう。どんな状況であれ、逃げることは決して悪いことではありません。他人の言葉に左右されない自分の基準で生きることが大切です。

【癒し】:人は生きるために、日々心も身体も頑張って働いています。
食事や睡眠による身体の癒しだけでなく、心の癒しも常に心掛ける必要があります。
特に真面目な頑張り屋さんほど思考に囚われ、心や身体の疲れや痛みに鈍感な傾向がありますので、注意が必要です。「疲れたら休んでOK!」「嬉しいな!、楽しいな!」と思えることなど、自分自身を癒すための時間を自分のために、意識的に取ることが大切です。

そういった自分自身に対する【自愛の気持ち】を常に心の中に持てている状態が【安定した愛着の土台】であり【心の安心安全基地】といえます。
【愛着の土台】に歪みや大きな傷を抱えている人には【安心安全の感覚】が持てていないケースがとても多いです。自分をこれ以上傷つけないことを優先して自愛をいたしましょう!

 

愛着の土台が不安定だと、本来なら避難場所としてあるべき場所に対しても、安心安全の信頼感を持てず、人に助けを求められないとか、怖くて動けないなど、生きづらさや怖さが先に立ち身動きできなくなります。もし今がそうだとしても大丈夫!

そんな時は気軽にメールでご相談ください。
もし身近な相談機関に相談したいとき、上手く説明が出来ないと思ったら、自分の気持ちや状況を紙に書いて渡してみましょう。
相談機関まで行けたなら、無理して話そうとせず、自分の気持ちと連絡先を書いた手紙で頑張ってみましょう。
その一歩が、きっと未来につながります。

【自分で決めることが出来ない…】☜



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