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2023-10-09自立とお互い様
お知らせ
自立しながら支えあう
幼い頃は、大人は何でもできて、なんでも知っていて凄いなと思いませんでしたか?
でも、大人になってみても、自分ひとりで出来ることなど少なくて、こんな自分ではだめなのだと自分に鞭打ってみても、出来ないだらけで自己肯定感は上がりません。
人間は一人で出来ないことがたくさんあります。でもそれが当たり前の人間なのだと理解すれば、助け合わなければ生きていけないことも理解できます。
凸凹の無い人間など存在せず、ひとりで生きられる人も存在しません。
社会性とは、お互いの凸凹を否定せず受け入れることから始まるモノであり、誰かと比べて優劣を競うものではありません。
他の人に頼らなけれな生きていけないという人間の宿命を理解し、自分も誰かを支えながら、お互い様で支え合いながら生きていることをちゃんと子供の時から理解しておくことが重要なのだと思います。
自分や家族を守るだけで精一杯?
戦後の日本の教育が抱えていた一番大きな課題が、そこにあった気がしています。
いつの間にか、自己責任という言葉が横行し、他人に頼るのも頼られるもの迷惑とし、他人をあてにしないで自分で解決すべきという風潮が、あるべき子供の世界観を歪め、家族の問題は家族で解決しなければならないと思い込んでいる日本人が、今でも多いのが現状です。
更に真面目な気質が加わり、誰かと比べては優劣をつけ、格差社会を良しとし、人間性を見ようとしないような時代は、もう終わりにしなければいけないのだと思います。
人に迷惑を掛けない配慮はもちろん必要ですが、困った時はお互い様で生きなければならないのだと認め合うことが、本当の意味で自立した人間です。誰もがお互い様の中で生きていることに、感謝の意識を持てるようになれば、生きるのがずっと楽になるはずです。
生きづらさを抱えている人の多くは、人の痛みの分かる優しさを持っています。
優しすぎて他人に迷惑をかけないようにと、ひっそりと我慢している人も多いです。
人間は幸せになることを目的に生まれてきます。それが魂の目指す使命だからです。
助け合いながら、優しさと思いやる心を育みながら、人間としての自立した生き方を目指したいですね。
困った時に誰もが自然と支援につながれる社会を、みんなで目指せたら良いですね。