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2022-10-09自立とお互い様
お知らせ
自立した大人とは、どんな人?
子供の頃は、大人は、自分で何でもできて、なんでも知っていて凄いなと思っていました。でも、蓋を開けると自分は全然そんなことは無くて、お金の管理も掃除も大の苦手…、一人で全部できることなんて本当に少なくて、こんなはずではないのだと自分に鞭打って苦手なことを頑張っても出来なくて…正直苦労しました。
人間は一人で出来ないことがたくさんあります。助け合わなければ生きていけないことをちゃんと知っていて、ちゃんと他の人に頼ることができて、自分も誰かを支えながら、お互い様で支え合いながら生きられているが、本当の大人と言える様です。
他人に頼るのも頼られるもの迷惑とか、他人をあてにしないで自分で解決すべきとか、家族の問題は家族で解決しなければならないと思い込んでいる日本人は、今でも多い気がします。真面目な気質とそんな思考が、誰かと比べては何もできない自分のレッテルを張り、自己否定をしたりする基盤になっているかもしれません。
人に迷惑を掛けない努力はもちろん必要ですが、困った時はお互い様で生きられていることを認め合うことが、本当の意味で自立した大人であると最近になって耳にするようになってきましたが、浸透するには時間がかかりそうです。。
私たちは常に目に見えない多くのものに支えられて生きています。
この世界のほとんどは目に見えないものばかりで、理解できないことだらけの中で、数字に表れない誰かの優しさや、本当にちょっとの気遣いなどが大きな支えになっていることが、実はたくさんあるります。
平穏そうに見える日常の中で、表に出てこないことを忘れがちですが、誰もがお互い様の中で生きていることに感謝の意識を持てるようになると、不思議なほど生きるのが楽になるのでお勧めです。
集合意識や同調圧力の強い日本社会の中では、「迷惑をかけてはいけない」とうい教えが、生きづらさや心の問題を抱えている人に我慢を強いて、支援につながる道を妨げているように思えます。
生きづらさを抱えている人の多くは、人の痛みの分かる優しさを持っています。
優しすぎて他人に迷惑をかけないようにと、ひっそりと我慢している人も多いです。
人間は幸せになることを目的に生まれてきます。それが魂の目指す使命です。
迷惑を掛け合いながら、優しさと思いやる心を育みながら、人間としての自立した生き方を目指したいですね。