ゆうる~む/るあな

新着情報

2023-04-13心の安全基地を持とう

お知らせ

幼児期における【安心安全な基地】とは乳幼児期のありのままの存在として受け止めてもらえる経験の積み重ねや、痛い思いや怖い思いをしても、周りの大人たちが必ず守ってくれると信じられている状態が習慣化され、潜在意識に定着している状態のこと。

自分の世界が常に守られ、自分の存在しているのが安心安全で喜びの世界だと潜在意識にしっかり定着できている人は幸いです。
何らかの理由で、その経験を積めなかったり、痛みやつらさが重なり過ぎて、経験を積み重ねることが怖くなり【安心安全の基地】を心に持てない人が、今の時代多いように感じています。

心の安心安全の基地を持つこと

【避難】:もし心や身体が不安を感じた時、「ここに逃げなさい」「ここで助けを求めなさい」と自分自身が安心して逃げられる場所としての役割を持つ人やモノ、コトとつながっていることが身を守ります。

例えば困った時に、誰に聞けばいいのか、どこへどんな風に相談するのかが分からなくても、とりあえずそこに行けば、誰かと何かと繋がれるかもしれない…。そう思える避難場所を一つは確保したいですね。
相談できるご縁とどうつながればよいのかが分からずに、ただ不安だけが膨らんで身動きができない時に、今すぐでなくても、こんなところがあるという情報だけでも集めておきましょう。

【逃げる】:逃げ場を持たない意識や状況でモノゴトに挑戦するには、過剰な勇気と緊張が必要となります。「万が一には、逃げても大丈夫」「だからちょっとだけやってみようかな…」そう思えることで人は動くことができます。

 どんな状況であれ、逃げることは決して悪いことではありません。どうしても疲れてしまったら無理をせず、逃げることも許されるのだという意識持ちましょう。罪悪感や自己否定を貯めこまないために、誰かに話を聞いてもらえる、そんな居場所が心を守ります。

【癒し】:真面目な頑張り屋さんほど思考に囚われ、心や身体の疲れや痛みに鈍感な傾向があります。
「疲れたら休んでOK!」「嬉しいな!、楽しいな!」と思えることなど、自分自身を癒すための時間を自分のために、そんな【自愛の気持ち】を大切にしたいですね。
もし休むのが不安で、心配事が多すぎて、心が休まらないとしたら、心に傷や歪や、もしかしたら小さな穴が空いているのかもしれません。
なぜそこまで無理をしなければいけないと思い込んでいるのか、どんな思考の癖がついてしまっているのか、一度自分の気持ちとしっかりと向き合ってみましょう。

とはいえ、ご自分ひとりで向き合うことはとても難しいです。その際には、信頼できるお友達やセラピストと一緒に行うことをお勧めします。ご自身の気付きにも、より早く辿り着けることでしょう。

傷つきやすい人

【愛着の土台】に歪みや大きな傷を抱えている人の多くは、【安心安全の感覚】が持てていないケースがとても多いです。
親との関係の中で安心安全の感覚を味わう機会が少なかったり、過剰に守られ過ぎて親以外の関係に対して過剰に不安を感じてしまうケースもあります。いずれにしろ、自分が今置かれている環境に【安心安全】の実感を伴う経験が持てていないことが考えられます。

人の悩みのほとんどが対人関係と言われていますが、思考で何でも判断しようとする傾向が強く、自分の心にも他人の心にも鈍感な人が増えている気がしています。
それでいて、とても傷つきやすい人も増えています。このアンバランスさの中で私たちは生きていかなければなりません。

自分をこれ以上傷つけないためにひきこもる人も増えています。
対人関係で着いた傷を癒すことが出来るのは、実は対人関係だったりします。
人はどうしても他人との繋がりがなければ生きていけません。
いじめや虐待が無くならないのも現実です。
差別も格差も無くなることはないでしょう。

こんな時代だからこそ、自分にとって必要な癒しを見つけて、癒すことに積極的にならなけれないけないのだと感じます。
では、どうすれな良いのか…。

実はひとりひとり違うので、どうすべきかもひとりひとり違います。
共通しているのは、自分が好きと思えること。大きなストレスを感じないことが大切です。
ペットが癒しになる人もいれば、自然の中で癒される人もいます。
本や漫画、ゲームや映画、スポーツや物づくりなど、人によって好みは様々。

一番問題なのは、自分の好きなことが分からない、楽しいことが分からない、感情が出て来なくなっている人です。
そんな人は、生きづらさを抱えている人の居場所を探して行ってみてください。
対人関係や生きづらさで悩んできた先輩経験者が、きっと優しく出迎えてくれるでしょう。

もし《るあな》が、あなたにとって、そんな癒しの居場所になれたなら幸いです。

 



まずはお気軽にお問い合わせ下さい