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2022-07-08子供の五感の発達と心理

お知らせ

赤ちゃんの五感はどのように育っていくのかを順番に紹介していきます。

新生児の触覚・聴覚の発達

【触覚】痛みや温度を感じる皮膚感覚などの「触覚」は、他の五感が妊娠20週頃から発達するのに比べ、妊娠8週から育ち始めます。これは胎児が自分の手で、顔や体に触れたり、指を吸ったりする動きから確認できます。足や手を動かして周りに触れることで、脳に刺激が伝わり、神経回路が発達しいきます。

【聴覚】ほぼ胎内でできあがっている「聴覚」。妊娠20週頃に、ママの血流の音や心音、28週を過ぎると、胎内にいても人の話し声や外の音、高音・低音の聞き分けもできます。産後、ママの声やよく聞いていた音楽に反応するのは、発達が進んでいた証拠でもあります。

 

視覚・味覚・嗅覚の発達

【視覚】赤ちゃんの生まれた直後の視力は、0.01~0.02ほど。全く見えないわけではなく、明暗の認識はわかりますが、物や色、輪郭を認識することはできていません。生後3~4カ月頃になれば、視力が発達し、物の認識ができるようになります。

【味覚】妊娠28週以降に「甘味」「苦味」、その後「酸味」が、「旨味」「塩味」は生まれてから発達していきます。味を感じる味蕾(みらい)は生後3カ月頃が一番多く、味に敏感になりますが、だんだん減少します。

【嗅覚】生まれた時、大人と同じくらい鋭いのが「嗅覚」。食べ物の腐敗などの目で確認できないリスクから身を守るため、早くから発達しています。視力が弱い中、母乳を飲むためにも必要な感覚です。

子供の五感の発達は命に直結することから始まり、母子一体の時期を過ごすことで心の成長段階にも則していることが伺えます。
生まれ持った特性や個性も加わり、個々の発達段階に合わせた刺激を受けることで全身の感覚や嗜好が発達していきます。
五感の刺激が様々な神経細胞と脳の発達を促し、脳の伝達能力にも影響を与えます。
安定しない環境(騒音や怒鳴り声など)の五感への刺激は、愛着や脳の発育に多大な影響を与えているといわれています。

 



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