【愛着心理セラピー/ゆうる~む】
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2022-07-09自分で決めることが出来ない…
お知らせ
家族に守られているという意識の中で育った子供にとって、家族と一緒であることが安心安全であり、それにより子供は目の前の好奇心や楽しみに集中することができます。
ところが、その状態では社会生活が難しく、危険も多いので、親は目を離せず様々な注意や約束事を子供に教えます…それが躾ですが、この時に親子の性質や相性により過剰な影響を与えてしまう場合があります。
特に真面目で几帳面な親や、気分に左右される言動を繰り返されると子供は混乱し、自分での判断や行動が出来なくなり、親の支持を待つようになります。
これは心の安全基地を親に委ねた依存状態で、自分の基地ではなくなっている状態といえます。
自分自身に基地を取り戻せると良いですね。
ダブルバインド(二重拘束)
「ダブルバインド」とは日本語で「二重拘束」を意味し、「2つの矛盾した命令により精神にストレスがかかる状態」を指します。
ダブルバインドという状態はひとつの物事に対する意味付けをそれぞれ違う意味を、時と場合と人によって変えられてしまうので、子供の中で混乱が起き、どうしていいのかわからずに身動きが出来なくなるという、無意識の心理的な葛藤を指した言葉です。
子供と親などの関係性においては「二つの矛盾した指示や命令を受けた時の混乱」により、親子間の信頼関係や絆に迷いや混乱が生じる場合があります。特に自己判断力の乏しい幼児期におけるダブルバインドのストレスは、強い混乱引き起こし【愛着の土台】に自分で判断する自信の欠如を生みます。
子供と大人、上司との関係、など世の中のありとあらゆることがダブルバインドに陥りやすい状況は引き起こされます。
わかりやすい実例付動画をご参考にどうぞ↓
ひきこもりや親子関係に悩んでいるご家族の話を聞いていると『何も話してくれない』『何も自分で決められない』という話をよく耳にします。
親子間の信頼関係を持てなくしてしまうケースには、このダブルバインドが多いように感じられます。
『無理して学校に行かなくてもいいわよ』と言いながら毎日学校へ行くのを期待する言動をしていたり、現状を改善しようと躍起になって拗れて長引かせているケースがとても多いように感じています。
どんなに心配でも何日かかったとしても相手が自分から話すのをひたすら待つことも、状況によっては必要かもしれませんね。