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2023-12-28心を育てるもの

お知らせ

1番身近な1番小さな社会

家庭環境が人格形成に与える影響は大きいです。生まれ育つ環境を自分で変える強さが育たないうちは、様々な悲劇も生まれます。

親以外の理解者を持てず、家庭以外に安心安全と思える場所を持てなかった場合、どんなに嫌な顔をされても親だけは命を守ってくれるはずと信じて、自分の居場所を確保しようとするのは自然なことです。

ひきこもるには理由があり、ひきこもれる条件も必要です。
家族会などで話を聞く中には、家族との温度差の中で居心地悪そうな家の中で、罪悪感を抱えながらひっそりと身を守っている様子が頭に浮かび、心が痛みます。

ひきこもってしまった自分を恥じ、親を苦しませているコトに罪悪感を持つ当事者。
ひきこもらせてしまったコトを恥じ、自分の不甲斐なさに罪悪感を持つ家族の関係はどちらもつらいです。

誰に対する恥で誰に対する罪悪感だったのかと自分の経験を振り返ってみると、世間様に対する恥で世間様に対する罪悪感だった気がします。
世間様って何なのだろう…、と思ったときに、育った環境で刷り込まれた常識と呼ばれる思い込みだった気がします。

他人と同じ事の出来ない自分が、世間にどう思われているかという怖さが自分にもあった気がしました。

息子が完全にひきこもるまで、子供はいつか自然と大人になるモノと思い込んでいて、自分の子供時代を振り返り、今の子供は恵まれているのに何故と思う自分がありました。親に頼って仕事もしないで遊んで生きられて幸せだなどと思った時期もありました。

心を成長させなければ本当の意味での大人にはなれず、親である私自身の心の成長が凸凹でした。
かつての私の中には沢山のインナーチャイルドが存在していて、凸凹だらけで年を重ねるつらさを味わってきました。

心や魂の勉強をしていると、どの角度から学んでも同じ結論に辿り着きます。

心を育てるには、その人にとっての支えとなるサポートと、心を休ませられ安心出来る心の居場所を持てるコトが何よりも大切なのだと。

大人も子供も障がいの有無も実は関係ないのだと。たとえ理解は出来なくても、直ぐに結果が出なくても、相手を思い遣る気持ちを持ち続けることで、変化は起きるし意味はあるのだと、そんな人たちと知り合う度に、そのことを再確認しています。

 



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