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2022-07-29大人の愛着障がい
お知らせ
愛着障がいの対処法は、大人も子供も解決しなければならない部分は同じです。
大人の愛着障がいを克服していく方法としては、大きく分けて3つあります。
1、子どもの頃に愛情を受けていたということを認識し直すこと。
この方法は親や養育者と何らかの理由(亡くなったなど)で離れてしまった場合に有効です。
様々なつらい言動の記憶、別れの前の記憶を辿っていきます。どんな過去でもすべてがつらい記憶ではありません。
忘れていた愛されていた記憶を再確認するという方法ですが、強い抵抗を感じる場合があります。一人で取り組んだり、身近な人と向き合おうとすると傷が深まる場合があるので注意が必要です。
心から信頼できる第三者や専門知識のあるカウンセラーやセラピストの助けがある場合に非常に有効です。
2、愛情をパートナーや友達から獲得し直す方法があります。
心から信頼できると感じる事のできる身近な人達との繋がりが持てている場合に愛着の土台は安定します。
コミュニケーションやスキンシップをしっかりと体感することで、幼少期に得られなかった愛情を得ていきます。
愛情に対する不安を取り払ってくれる安心安全と思える人、もの、場所などとの関係性でも愛着の土台は安定していきます。
自分にとっての安心安全と思える安全基地を構築できることが心の安定に繋がります。
3、自分の存在価値を認められる環境(正当な評価が下される職場など)に身を置くこと。
愛着障がいを抱える人は自尊心や自己評価が低い傾向にあるので、他者が自分の存在価値を認めてくれる事で大きく改善していきます。
自分自身が望む形での成功体験が自己肯定感を安定させ、心のゆとりは愛着の土台の安定にもつながります。
大人の愛着障がいの克服は心から信頼できる関係性の中に身を置けることが重要なポイントになります。
どんな環境で育ったとしても、安定した自己肯定感や自尊感情を持ちながら無理をせず、自分の心と身体との繋がりを大切にできれば、愛着の土台は安定したものになっていきます。
疲れやストレスを溜め過ぎると不安定になる傾向が強いので、自愛する心掛けがとても大切になります。