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2024-06-26親愛なるコモリさんへ…
お知らせ
自分にとっての限られた安全な場所から出られず、自分の内面と闘っている《こもりさん》へのメッセージです。
いかがお過ごしですか…?
厚労省がひきこもりの定義なども出ていますが、元当事者として、共に生きる家族としてみた時に正しく理解されるのは難しいのだろうなと思います。こもりさんの現実は本当に多種多様で、百人百様のなんでもありな感じがしています。
世間には、単なる甘えだのただの怠け者などいう人がいますが、何の悩みも苦しみもない《こもりさん》は存在していない気がしています。なぜならば、心身の状態の良い人間が、外で活動できない状態など生物学的に不自然だからです。
多くの場合、何らかの理由で心や身体が健康でない状況にあると考えるべきなのだと思います。
甘えとは何ですか?仕事が出来ないのは甘えですか?社会に適応できないのは甘えですか?
年齢を問わず社会全体に増えているいてる現状の中で、就労していても社会との繋がりがないとか、主婦や高齢者であっても社会的つながりのない人も対象として含まれるようになってきました。
その多くは自覚できない生きづらさが原因だったり、ほんの些細なキッカケが対人トラブルに繋がったり、イジメで心が傷だらけだったり、精神疾患や性格の偏り、発達の凸凹での生きづらさ、対人関係が上手くできないなど…原因やキッカケ一つではなく、様々な要因が積み重なった結果なのだと、私は思っています。
人に個性があり相性がある限り、どんな環境でも様々な問題は起こります。つまり本人や家族だけの問題ではなく、人間社会全体の意識にも問題はあるのだと思います。
実際にひきこもりの居場所や家族会に参加していて思うことは、一様に真面目過ぎるほど真面目で、優しすぎるほどやさしく繊細であるということ。
これまでの人生の中で自分にとって安心安全と感じられる居場所が自宅や自室しかないとしたら、それだけで生きづらいに決まっていると思うのですが、世間の常識はなぜ違うのでしょうか?
そして、本当は外に出たい、でも今はまだ出られない…という状況であるならば、いつか出たいと思えた時に安心安全と思える受け皿がどれだけあるのかが重要なのだと感じています。皆さんはどう思われますか?
これからは、もっと安心安全と思える居場所が増えて、社会との繋がりを再構築できる人が増えていく流れが出来て来るでしょう。
課題は多いように感じますが、政府も動き出し、ひきこもりUX会議など当事者発信の活動も増え今後の進展に期待しています。
私見ではありますが、愛着の土台に問題を抱えている人は、このHPでも学べますので参考にしてみてください。
応援している人は、たくさんいる。
他人や社会との繋がりや交流に不安やストレスを感じることは珍しくありません。
でも人は一人では生きていけないので何かしらの形で誰かと繋がる必要があります。
ひきこもる理由は様々だと思います。支える人の気持ちも様々だと思います。
人は安心安全を感じられる場所でしか生きられません。常にストレスや恐怖を感じて健康を保てる人は居ないでしょう。
生きづらさの中で、安心安全の居場所が見つからないつらさを知っています。
人の優しさを知っていても、何故か繋がれない…、その苦しさをしっています。
好きだから傷つけたくないから何も言えない、そんなつらさを知っています。
しゃべりたくてもしゃべれない、出たくても出られない、何が怖いのかもわからない、そんな生きづらさを知っています。
それでも…、心を休めせながら、ゆっくりゆっくり、生きる力は増えていきます。それは生まれ持った自然治癒の力を信じましょう。ただありのままの自分を受け入れること、それが自分自身をあいすることです。
生きるエネルギーは、ゆっくりゆっくり増えていきます。エネルギーが溜まったら力が湧き上がってきます。
自然と力が湧いてきます。焦らず自分をあいしていきましょう。
頑張っているあなたを応援している人がいます。それを絶対に忘れないでくださいね!
支える親の愛にエールをおくります…
ひきこもる我が子を抱えて過ごす不安…。
親としての悩みや心配や苦しさつらさ、理解されない悲しさや寂しさ、自分を責める心。
親としての責務や我が子への愛情と世間体に縛られて、我が子の気持ちが分からない不安。
親なのに、親だからこそ上手く対応できないことがあります。それを理解できないで、自分を家族を環境を責めたり悲しんだりしていませんか?
自分からひきこもれた我が子を褒められる親は少ないです。
でも今、頑張って生きているその事実に目を向けて支えている現実を肯定しましょう。
自分を責める子供を更に責めることは拷問です。もし自分を責めているとしたらそれも止めましょう。
生きづらさを抱えている人の多くは自己肯定感が低い傾向があり、親子間で生きづらさを投影しているケースも見られます。
ひきこもる我が子を支えるのであれば、先ず親自身が抱えている生きづらさを開放しましょう。
親子とはいえ、他人を変えることは出来ません。ですが自分が変わることで周りが変わることは良くあること。
親が隠し持っている生きづらさの開放が、支えている我が子へのエールになるかもしれません。